こんにちはストアコンシェルジュの加藤です。


写真は、先日お休みの日にカフェで一息ついたあと立ち寄った公園のイチョウ並木。
とても綺麗に色づいていて、「あぁ、冬が近づいてきたなぁ」と感じる景色でした。

現在ストアでは、寒い季節にぴったりの絨毯イベント
『300枚のアートギャッベ展』を開催中ですが、
今日は、私自身もついに大きなサイズのギャッベをお家にお迎えしたので、
その決断に至った“ある事件”についてお話ししたいと思います。

今日の話で主役になるのはこちら


ソファの足元に敷いているランナーサイズのギャッベの上で
なんとも憎たらしい、犯人の顔をしている私の飼い猫
小梅(12歳)です。
ちなみにこの顔は目の前に置いているヒーターで
ぬくぬくしており眠気と戦っている顔です(笑)

 

さて、この小梅さんどんな事件を起こしたのかと言いますと
ちょうどギャッベ展が始まる1週間程前、
仕事から帰宅したら、ソファの足元に敷いているランナーサイズの
ギャッベの上に盛大に吐いてしまっていたのです。

 

↓このギャッベです

 

 

仕事後だったこともあり、経過時間が長くて汚れはすっかり乾燥し、カピカピの状態に…。
しかもよりによって、染色されていない白い原毛部分が多いところ。
「もう染みになるだろうな…(´;ω;`)と半ば覚悟しながら、
まずは犯人にご飯だけあげて、掃除を始めました。

焦って洗剤でゴシゴシしたい気持ちをぐっとこらえ、
まずは固形物をできるだけ取り除き、下にペットシーツを敷きます。
そのあと、乾いてしまった汚れを“ふやかす”イメージでぬるま湯をかけ、
ティッシュで水分を拭き取る作業を何度か繰り返しました。

ある程度水分が取れたら、ドライヤーで丁寧に乾かします。
水分が残ると匂いの原因になったりもしますのでここは時間をかけて乾かします。

すると、カピカピだった毛も綺麗にふんわり戻り、
どこが汚れていたのか分からない仕上がりに!

ウールにたっぷりのラノリン(トリートメントなどにも使用される油分)
が汚れをから守ってくれていたお陰だと思います。

↓実際にジュースをこぼした際のギャッベの耐水性の画像です。

  

 

ちなみに、「自分が染みになっていないと思い込んでいるだけかも…」と思い、
後日、母が家に来たときに事件のことを話しながら「どこやと思う?」と聞いてみました。

すると、母はまったく検討違いの場所を指さすんです。
「それは光の見え方や~」とツッコミを入れつつ、
第三者が見ても本当に分からないんだな、と実感しました。

そこで改めて、ギャッベの良さを再確認しました。

 

そんな出来事があってからギャッベ展の準備が始まり、
ギャッベに触れる機会が増えるにつれて「やっぱりいいなぁ」という気持ちがどんどん強くなっていきました。
そして気づけば、「大きいギャッベが欲しい…!」という思いが芽生えていたのです。

というのも、今は賃貸暮らしで、メインで敷いているラグは洗濯できる安価なタイプ。
ただ、先日結婚を機に家を購入し、いままさにリノベーションの計画を進めている最中なんです。
このお話も、また別の機会にブログに書けたらなと思っています(笑)

そんなわけで、「新居に敷く大きめサイズのギャッベが欲しいな…」「でも高いしな〜」
と自問自答を繰り返しながら、既製ラグのサンプルも取り寄せてみました。
でも正直、触ってみた感想は「ちょっとゴワゴワしてるな」で、ときめきゼロ。

「まぁ、引っ越しが終わってから考えればいいか…」なんて思っていた矢先の“あの事件”。
さらにそのすぐ後にギャッベ展。
──「これは、何かの導きかもしれんな」

洗濯できるラグも洗濯はできるけど作業は大変で夏と冬で入れ替えたりもしないといけないし、
すぐに生地がへたって数年おきに買い換えないといけないしな~。

でもギャッベなら汚れた部分だけお手入れをしたら良いし、季節の入れ替えもいらない。
もし、匂いが気になる汚れがついた際も乾いた状態で重曹の粉を撒いて
掃除機で吸い取ればいいって聞くしクリーニングもあるしなっと思いはじめると
私の中で1枚のギャッベが浮かびました。

 

 

↑この子です。前回のギャッベ展で私が仕入れた1枚。
何度もお嫁に行きかけながら、なぜか行かなかった不思議な子。
空と草原のような、柔らかく広がるグラデーションがとても美しい1枚です。

思い切って旦那さんに相談――というか、“ギャッベの良さを熱弁” しました(笑)
金額を見てもちろん驚いた様子でしたが、

ソファやダイニングはいつか買い替えるもの。
でも、ギャッベは一点ものの一生もの。

そう伝えると、「見なかったことにする」と言ってくれて、無事に交渉成立!

念のためお店にも一緒に来てもらい、たくさんのギャッベを見比べて2枚に絞り、
さらに2階の“仮敷きコーナー” で遠目から見てみたら――
やっぱりこの1枚だね、と夫婦で意見が一致して決めました。

というわけで、今回は私自身もギャッベを1枚お迎えすることに。
でもまだまだ素敵なギャッベがたくさんありますので、少しご紹介しますね★

 


 

まずは、こちらの1枚

おちついたブラウンベースのライオンギャッベ



   

 

こんなにも毛足が長く、しっかりとしたつくりなのに“オールドライオン”なのです。
(オールド=現地で実際に使われていたラグ)

使われてきた分だけ羊毛がより柔らかくなっていて、本当に気持ちのいい質感。
そっと触れるたびに、時間を重ねてきた温もりが伝わってきます。
そして、このところどころに散りばめられた、お菓子のカラースプレーみたいな色の点々がまた愛らしい。
今回は我が家に大きな子をお迎えしたので泣く泣く諦めますが、
もし出会った時期が違っていたら迎えていたかもしれない…と思うくらい、心惹かれる一枚です。

 

 

 

続きましてこちらの1枚
オレンジ色が珍しく赤や緑がアクセントになっていて
光が当たると、うっとりするほど綺麗な1枚。
ラクダと女の子が描かれており見ているのが楽しい1枚です。

 

続いてはこちら(すみません絵柄が反対になっていますね)
染色されていない原毛ベースにオレンジや黄色の木々が映える1枚です。
こちらも写真では、伝わらないのが残念なのですが


 

このギャッベ裏を見ると縦糸が緑の糸を使用しているからなのか
向きや動かした際の色の変化がとても面白くきれいな1枚なのです。
是非、店頭で手に取って見て頂きたい1枚ですね。

 

 


最後に、約300枚のギャッベが集まるイベント準備もそこそこ
大変なのです(笑)一部ではありますが準備の様子も載せさせてください。

 

 

 

テキパキとおおよその置く場所に仕分けをしたり、
階段をバケツリレーしたり、

 

 

 

大きなサイズは男性4人がかりで山にしていきます。

 

 

大きなギャッベは壁に貼るのも一苦労

男性5人で壁に貼っていきます。

あれ、社長ちゃんと持ってますよね?1人カメラ目線ですけど…(笑)
今回社長もお孫ちゃんに1枚素敵なギャッベを購入していました★

 

 

今回は現地の方の衣装も置いていますので、着ていただくことも可能です!
180cmの大男が着ると、なんともパトカーがお迎えに来そうですが
皆さんはご安心して体験してみてくださいね♪

 


 

他にもこのイベント期間中しかみることができないギャッベが
沢山ございますので、お時間合いましたらぜひ!お立ち寄りくださいませ。

2025年・秋『300枚のアートギャッベ展』|大阪シンプルハウス

(イベントは今週の日曜日18:00までです!)

寒くなってきましたので、皆様もお気に入りの1枚の上で
ぬくぬくと年末年始を過ごされてはいかがでしょうか?

皆様のご来店心よりお待ちしております。