<RENOVATION EVENT>

12月14日(土) 省エネリノベのポイントと補助金についてよく分かるセミー 12月21日(土)マンションリノベーション完成見学会 IN 大阪市北区

<STORE EVENT>

12月4日・5日レタスストア改装のためお休みさせて頂きます。

営業時間 10:30-18:30 

※毎週火曜日が定休日となります。

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変形地は置き家具ではなく、むしろ造作家具|147

OUTLINE

所在地
大阪府
築年数
約30年
面積
95㎡
工事費
1578万円
工期
82日

※工事費・価格は施工当時の価格となります

DESCRIPTION

狭小の変形地に建てられた4階建てのおうちは、築37年のママの実家で、住んで10年になります。「最初は長く住むつもりではなかったのですが、小学校に通う子供にとってはすでに地元。新しい場所に引っ越すより、メンテナンスをして住み続けることにしました」。37年もたつとママが小さかった頃とは環境が激変。近くで再開発も進み、このあたりは人気エリアとして発展して、商店街に近いTさんのおうちの前は、人通りがすごい!「視線が気になって、カーテンはおろしっぱなしです」。もうひとつの大きな課題が、変形地。「敷地に合わせた建物なので、四角い家具を置くと、無限に三角形のデッドスペースができるんです」。独特なお悩みですね。また、昔の家なので底冷えや結露、設備の老朽化もありますし、兄妹に自分の部屋を作ってあげたい。課題は山積みでした。そこで、周囲の視線と底冷え対策です。ALCの壁は厚身があり断熱性能が高いため、大きな窓が底冷えの原因でもあり、通る人々の視線が気になるポイントでもあります。そこで、窓を横長の小さな窓に刷新し、人の視線と熱の出入りをカット。閉じた窓部分に断熱材を入れ、外観は格子を現場で組んで、コスト削減に配慮します。そして、変形地。これは、置くとデッドスペースができる(変形地に弱い)家具を思い切って廃棄し、家のカタチに沿って、アイランドカウンターからカクンと曲がるダイニングテーブル、キッチン、収納棚、子ども部屋のデスクなど、すべてを造作する工夫で、三角形にフィットした住まいが完成しました。造作家具、変形地でそのポテンシャルを遺憾なく発揮しています。諸事情で天井を抜けなかった分、階段の壁を取り払うことで、2階LDKに広がりが生まれました。あちこち移動が必要だった洗濯動線も、コンパクトにまとめました。「同じ家で同じ人が住んでいるのに、こんなに使いやすく変わるものかと本当に驚いています」。長く住んでいた家だからこそ、感動もひとしおです。

STAFF

床材は無垢のアカシア、なかなか個性的で珍しい床材です。キッチンは同じ位置に造作し、スパイスラックや吊り戸棚、ネイビーのタイル張りでレトロな雰囲気。使わない勝手口は潰して、その前を家電置き場に。アイランドカウンターはキッチンと並行に、そしてセパレートタイプのダイニングテーブは壁と並行になるよう、カクンと折れ曲がります。これは大工さんと相談して現場で仕上げたそうです。家電置き場の角を利用して、あえて三角形の飾り棚。遊び心がありますね。「キッチンの収まりは本当に苦労しました。当初対面キッチンを希望していましたが、スペース上無理。代わりにアイランドカウンターをつくることになったのですが、長いと回り込みが大変。そこで思いついたのが、このカクンと折れ曲がるスタイルです」。家のカタチに沿ったキッチンカウンター&ダイニングテーブル。ナイスアイデアです

アイランドカウンターはオープンタイプでかなりの収納力。省スペース化のためカウンターの角をアールにして食器が置けるようにしたのはパパのアイデア。壁掛けテレビも省スペース化に一役。柱間を利用した奥行きのない収納棚を造作しました。パパの実家は酒造会社だったことから、お酒や酒器が並びます。ちなみに階段側の壁時計、シンプルハウスが提案した立面図に同じような時計が描かれています。「無意識に立面図と同じ壁時計を購入していて、自分でも驚きました!」

大きかった2つの窓を、横長の小窓に刷新。「窓を小さくしたいと伝えたところ、できますよと言われて驚きました。これなら、人の視線も気になりません」。小窓の木枠や奥行きのない収納棚に雑貨などを飾ります。階段部分にあった壁を取り払い、リビング階段に刷新し広々空間に。キッチンカウンターとダイニングテーブルの段差を利用して、カウンター部分にコンセントを配置しました

3階の子ども部屋。家具の置けない三角形部分にデスクを造作することで、デッドスペースを解消。兄妹の共有スペースになっていて、パパもリモートワークに拝借します。モスグリーンの壁もかわいいですね。天井までない壁の向こう側が妹ちゃんスペース。ちょこんと見える段ボールの家。こちら、妹ちゃん設計、ママ施工、お兄ちゃん施工&電気工事を担当した、かなり精巧でアイデアいっぱいの模型です(↓↓一番下のINTERIOR 「カーテンなど窓まわり」の写真に、段ボールの家の全景が写っているので見てね↓↓)

妹ちゃんスペースから共有スペース、お兄ちゃんスペースをのぞみます。「ケンカばかりしてましたが、自分の部屋があると気持ちが落ち着けます。部屋が広く使えてうれしいです」とお兄ちゃん。妹ちゃんは「自分の好きなように飾れるから楽しい」と喜んでいます。「底冷えがキツイ!」とのことから、床はフローリングの上からフロアタイルを貼り、窓にインナーサッシをつけることで、断熱性能がアップ。妹ちゃんのドアは緑色、お兄ちゃんのドアは見えませんが、水色です。そして、この緑色のドアをあけると…

家族のWICにつながります。ドアがトイレで、その奥にはガス衣類乾燥機 乾太くんを配置。「前は2階で洗濯して、4階で干して、3、4階に収納していましたが、今は2階で洗濯して、3階WIC近くに洗濯動線を固めたので、とても便利です」。柱の隙間を利用していた本棚がDIYでバージョンアップ

1階の玄関収納は扉を取り外し、アール開口にすることで自転車などが置ける収納スペースと靴箱を確保。前は普通の階段でしたが、1段目を無くし、2段目を玄関の上り框にすることで、下に靴の収納スペースをつくりました。これは、ママのアイデア!階段の踏板は足触りを考えて木製に。ヘリンボーンと蹴込みのブルーグレーがアクセントになっています。段違いのニッチ棚は元々あったものですが引き立ちます。写真では見えませんが、玄関ドアも入れ替えました。

重量鉄骨造の4階建て。2つの大きな窓は横長の小さな窓に入れ替え、窓だった部分は断熱材を入れて、外から格子で目隠し。外壁は他社が塗装を担当しました。最後に、シンプルハウスの決め手は?「シンプルハウスさんの相談会で、早川さんに予算を聞かれ、水まわりのリフォームで約1000万円と答えたのですが、『4階建ての戸建てでその予算だと、中途半端なリフォームになりますよ』とアドバイスいただき、なるほどなと。今後家をどうするか、お金のかけどころなど半年間じっくりいろいろ考えて、予算1500万円、外壁・2階・3階を重点的にリノベーションすることにしました。リノベーション会社さんは3社で迷いました。プランはどの会社さんも良かったのですが、うちも商店街に近いし、シンプルさんも商店街の中。バックボーンが似ていることも安心感につながり、決め手になりました。今考えると、自分たちで考えたつもりが、早川さんの筋書き通りになった気がします(笑)」

INTERIOR [ 上記の事例では以下の商品を導入しました ]

ダイニングテーブル&チェア

カーテンなど窓まわり ←段ボールの家はコチラ

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