夫婦２人の２ndライフ｜64

DESCRIPTION

落ち着いたチークの床材に、贅沢なオープンスタイルのオリジナルキッチンが大人のゆとりを感じさせるLDK。家具のような仕上がりで、「キッチンの作業台を広くしたい」という奥さまのご要望を叶えました。実はこれ、モデルルームを参考にしたキッチン。ダイニングともお酒が進むいい距離感。ダイニングの壁だけグレー色ですが、ここだけワンポイントで珪藻土で仕上げ、間接照明によって素材の陰影が浮かび上がるよう工夫しています。
この家から、Mさん夫婦ふたりのセカンドライフが始まります。

お子さまが巣立つと、家の間取りであるとか生活スタイルとか。これからの人生を見直す時期がやってきます。Mさんもそう。前より少し大きめな中古マンションを購入し、「ゆったり、おいしくお酒が呑める家」をテーマに、大胆にリノベーション。どの部屋も明るくて風通しもいい。「友人もたくさん集まるようになりました。ほめてもらうとうれしいですね」と奥さま。LDKを見ればわかりますが、「ゆったり」とした空間構成がポイントとなっています。

玄関は細長い土間スペースで、自転車が置けるほど。「マンションの玄関なんて狭いと思い込んでいたので、こんなに広くなるなんてびっくりです」とご主人。
奥さまこだわりの洗面室は、くるりと回遊できる２ＷＡＹ仕様。収納たっぷりの洗面台には化粧用ライト、隣にはアイロンがけもできる作業スペースをオーダーされました。
着物の着付けが趣味の奥さま専用の和室はあえて扉をつけず、大きな開口部から見える真っ赤な壁紙が住まいのアクセントになっています。

「本当に広々していてイメージどおり。30年間がんばったご褒美ですね。前は食器も仕舞い込んでいましたが、この家が完成して、お気に入りのお皿を飾るようになり、生活が楽しくなりました」と奥さまは笑顔を見せます。

STAFF

プランナー

増田 康太郎

振り返ると、お施主様の「こうしたい！」を受け入れつつ、我々のご提案もまたすんなり受け入れて頂いたので、凝った作りの割に、トントン拍子でお話しを進めさせて頂いた印象です。
モデルルームでも採用している、テラゾー天板のオリジナルキッチンはとってもかっこいいのですが、その分施工はとっても大変です(笑)

キッチンでご夫婦二人が笑顔で見つめあう事例写真は、いつ見てもウットリします。
空間×人がこれほど合っている事例も珍しく。

コーディネーター

乾 幸子

「モノトーンインテリア」や「引き算のインテリア」もいいですが、住まい手らしさあふれる「好き！」を詰め込んだ空間がすごく素敵です。
空間を単なる生活の器ではなく、シーンと捉えて壁紙やタイル、照明を決めていきました。
なのでどこを切り取っても様になる！！