10月19日(土)/マンションリノベ後の住まい見学会 IN大阪市中央区 10月20日(日)省エネリノベのポイントと補助金についてよく分かるセミナー 

10月19日(土) ~ 10月27日(日) simplehouse × graf POPUP

10:30-18:30

→※8月19日より営業時間を変更させて頂きました。

※毎週火曜日が定休日となります。

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10月19日(土)/マンションリノベ後の住まい見学会 IN大阪市中央区 10月20日(日)省エネリノベのポイントと補助金についてよく分かるセミナー 

10月19日(土) ~ 10月27日(日) simplehouse × graf POPUP

10:30-18:30

→※8月19日より営業時間を変更させて頂きました。

※毎週火曜日が定休日となります。

分かちあう喜び|151

OUTLINE

所在地
大阪府
築年数
38年
面積
90.00㎡
工事費
984万円
工期
65日

※工事費・価格は施工当時の価格となります

DESCRIPTION

街も、環境も、マンションもここが好き。最上階、広いベランダに見通しの良い景色。どこに行くにも生活至便な立地。最初に下の階に住んで5年、最上階に移り住んで23年。
そんなH様ご夫婦は息子さんの独立を機に、長年思いを募らせてきたリノベーションの計画を動かし始めます。奥様はノートにやりたいことリストを何年もしたためてきました。回ったリノベーション会社は4つ、うち2社はフィーリングがしっくり来ず、残りの2社にプランの作成を依頼します。最終的にワクワクしたのはシンプルハウスのプラン。事例の幅が広く、「落ち着いたテイストに仕上げてもらえそう」との期待感から、シンプルハウスに依頼をすることに決めました。

奥様の28年越しの夢は、リビング・ダイニングと一体型のキッチン。以前のキッチンは独立型で、みんながわいわい楽しそうに盛り上がっていても、ご自身は狭い籠った空間で壁を向いて、準備を余儀なくされていました。後片付けはキッチンが狭いために、複数人で作業を担当することが難しく、結局はお一人で山積みの食器と向き合うことに。

キッチンをどこに配置するか?当初のご希望は、日当たりの良いベランダ側への移動でしたが、パイプスペースに排水を流すためには、約10㎝ほどキッチンの床を上げなければなりませんでした。家の中にできてしまう段差には懸念があったため、断念。キッチンの場所は変えずに、玄関から洗面所を通って最短距離でたどりつける「水廻り便利プラン」を採択します。

お手持ちの食器やインテリアでご家族を楽しませるのが、お好きな奥様。お母様が茶道の先生だったゆえに、物心ついた頃から器に心を奪われていたそう。たくさんの愛着のある、食器や台所道具が、キッチンからつながるオープンパントリーに並びます。パントリーは2列型のキッチンの真横に付く場合が多いのですが、L字型に回り込む形状に。そのため、見えて良い部分、見せない部分に分けて、物を収納することができます。思い入れのある食器や台所道具たちが、LDKどこからも眺められるのです。

お手持ちの家具の見え方、使い勝手が最大限に発揮されるように、配置をリノベーションプランと同時に考えます。こつこつと集めて来られたインテリアが空間に映えるような飾り棚も計画。「余白を残した美しさを大切にしたくなり、すっきりさせたくなりました。全部を飾るのではなく、しまってあるお気に入りと入れ替えて飾るのを楽しんでいます」とのこと。素敵な暮らしの楽しみ方ですね。

「私の好きなようにさせてくれて、家族にはとても感謝しています。私がごきげんだと、家の中がちゃんと回るってみんなが理解してくれているのかも」そう言う奥様の隣で、旦那様がにっこり微笑みます。ひとりの喜びは、家族全員の喜び。LDKの中央に位置するカウンターをみんなで囲んで、暮らす喜びを分かちあいます。

STAFF

洗剤を置くためのくぼみのあるシンクはオリジナル設計。ダイニング側からフラットにスッキリと見えます。置き場所を最初から計画しておくことで、こんなに美しく見えるなんて。ダイニング側のカウンター下、奥行きの浅い収納には、食器がずらり。食洗器もシンク下に新たに設置しました。下げてきた食器もカウンターに乗せて、食洗器に投入。準備も片付けもみんなでできます。マグカップの収納棚は、実はもともとはYシャツ収納用キャビネットでした。深さの浅い収納は食器が取り出しやすく、ガラスを通して中身が確認しやすいですね。なんて実用的で、見え方も楽しい発想の転換なんでしょう!

家電、ごみ箱、見せる収納、それぞれの置き場所は最初から決めて造作家具を設計しました。ドアやカーテンなどでパントリースペースを仕切らないので、北側の窓からの光も差し込み開放的な空間です。コンロ側は既成品を使用。実用性、価格のバランスも取ります

鋳物のお鍋などの重いものは出し入れのしやすさを考えて、扉無しに。扉付きの収納には、大きなお皿や調味料などを、埃から守り目隠ししてくれます。見ていたいものと仕舞っておきたいもの、メリハリの効いた2つの収納方法があるからこそ、空間が美しく見えますね。

以前はリビングの一角でお仕事をされていた旦那様。ご自宅でのお仕事の時間も増えてきたため、独立したワークスペースを設けました。音楽と読書がご趣味ですが、愛読書やCDは開かずの間となっていた収納部屋に保管されていました。目につく場所で保管したいとの思いから、本棚は奥に単行本、手前に文庫本を収納できるように棚板の奥行を設定。コンパクトながら大容量の本棚です。デスクのサイド収納は息子さんが使用されていたもの。息子さんに代わって旦那様が愛着を持って使い続けます。フローリングはLDKと素材を変えて、濃いめに。「仕事も遊びも楽しむ」旦那様のこだわりが詰まったお部屋になりました。

旦那様のお部屋の扉は、奥様が選ばない色・ガラスを旦那様がチョイス。玄関から、LDKからも見えるこの扉は、空間のアクセントにもなっています。リノベーションのプランニングでは、廊下を極力作らずに、居住空間にスペースを割くという考え方もありますが、ここでは廊下をあえて作り左折することで、LDKに入るための導入部分を空間として設けています。元々の間取りは、扉が干渉トイレと居室のドアが干渉してしまっていましたが、L字型の廊下が旦那様のお部屋、LDKをうまくつなぎます。

寝室はすっきりシンプルに。就寝前の読書タイムは奥様のお楽しみです。手元で操作できる壁付のブラケットライトで照度の調整、入眠時のスイッチオフもスムーズに。

念願のウォークスルークローゼット。玄関から、寝室からも行き可能です。帰宅したら玄関から通り抜けて、コートを掛けて。朝は一番に、寝室からクローゼットを抜けて玄関横の窓を開けて、そこから順に家じゅうの窓を開けて、まっさらな空気を取り込まむのだそう。なんて気持ちの良い朝でしょう!

冬は寒くて、夏は暑かった娘さんのお部屋。窓は新たにインナーサッシを設置しました。「この部屋が一番快適なんじゃないかと思うくらい、劇的に室内環境が良くなりました。内装は娘といっしょに考えました」と奥様。造作のデスクと棚の横にきれいに収まったお手持ちの家具が映えます。「娘が一時的に仕事で家を離れているので、棚には私の好きなものを飾っちゃいました。」棚とインテリアの配置、抜群の美しさです!

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