3月2日(土) ~ 5月6日(月) コーディネーターと考える! 窓まわりフェア 3月2日(土) ~ 5月6日(月) 春を彩るインテリア照・座・食

【 天神橋本店(レタス/IENOGU)】10:30-19:00(不定休)

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3月2日(土) ~ 5月6日(月) コーディネーターと考える! 窓まわりフェア 3月2日(土) ~ 5月6日(月) 春を彩るインテリア照・座・食

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脇役素材の存在感|103

OUTLINE

所在地
兵庫県
築年数
24年
面積
72㎡
工事費
1070万円
工期
60日

※工事費・価格は施工当時の価格となります

兵庫県 西宮 中古マンションのリノベーション工事で完成した住まい S邸

DESCRIPTION

白、グレー、ベージュ。色のバランスが絶妙ですね。ハコのようなキッチンの素材、実は下地材のラワンべニア。普段は隠れている素材が、主役にどーん。たくさんのラワンの中からキレイなものだけを選び、仕上げました。漆喰はリビングの壁だけ、間接照明で浮かび上がると素敵です。LDKとWICの間にある間仕切り壁ですが、めり込んだテレビに、めり込んだテレビボード、枠のないガラスの灯り窓も、ビューポイントです。「かわいくない感じがいいですね」とSさん。

共働きのSさん夫婦は、「使いやすさ」を大切に。子供が勉強したり、ご飯を食べたり、お絵描きしたり、ちょっと仕事をしたり。みんなの作業スペースにしたいから、ダイニングテーブルは大きく。「さっと片付けられる家」にしたいから、キッチンからまわり込む対面なんてもってのほか。ダイニングからキッチンは一直線動線、シンクとコンロが別々になった二型キッチンは、振り向くだけで、歩数も少なく、とても便利。冷蔵庫とパントリーにも注目して欲しいのですが、冷蔵庫はあえて壁をつくってすっぽり。その向かいに配置したパントリーは、扉はないけどリビングからは見えません。この「見えない工夫」は他にもあり、例えば廊下にクランクをつくることで、LDKにドアをつけず、視線を遮る。収納を窓際に配置して、視線を外す。かなり、上級者テクです。

モノがアドレスにおさまるきちんと感、配色に気を配ったすっきり感、モノから視線を外すテクニック、使えるものは使うコスト感、難しい施工のおさまり感。「動きやすく、片づけやすい家ですね。枝ものや花を飾りたくなっちゃいます」。

STAFF

照明計画や、ガラスの納まり等の「スマート」な部分と、
杉のフローリングやキッチンカウンターの納まり等の「ほっこり」な部分がうまく交わって
気取らずオシャレなS様らしいお住まいが完成しました。

場を分ける意味でも「意義ある段差」は、バリアフリーと逆行はすれど、空間の質を上げていると感じます。

壁下地用に大量に用意されたラワン材の中からS様のイメージに合う数枚をセレクト、大工さんが細部まで丁寧に仕上げて下さり、塗装をして仕上げ材へと生まれ変わります。ラワン材って結構色の差があるんです。
私たちと同じ、住宅に携わるお仕事をされているS様、全体のイメージはもちろん、細部のおさまりまで一緒にベストを試行錯誤し、まさにS様と一緒に作り上げた共同プロジェクトでした。
枠無しガラス引き戸や薄型TVを更に薄く見せる仕掛け、リビングの照明は間接照明のみ、など色々チャレンジさせて頂き、すっきりとしたS様らしいメリハリのきいた空間となりました。

漆喰の塗り方は一番拘りました!
職方の力加減によって表情が全く異なりますので、S様がイメージされたそのものを共有する事、施工当日にお立会い頂けたことで、完成がよりS様のイメージに近づけたのではないかと思っています。
仕上がっていく工程を見ながら、S様と職方と「良いですね~^^」っとうれしさを共有出来たことを思い出します。

工事中「中間確認」という、お施主様に進捗の確認を頂く機会があります。
そこは流石のS様!施主というより、業者目線(笑)
プロ同士の会話が現場で飛び交います。
当然、話も早く、その場で決まるので現場もスムーズ。
本当にS様含め、皆で作り上げた現場となりました。

LDKにWICがぽこっと。洗面室→WICの洗濯動線が好評です。テレビは壁にめり込み薄く。テレビボードも壁にめり込み、WIC側ににょきっと飛び出し、ベンチになっています。WICの上部を枠なしのガラスにすることで、リビングの間接照明がWICまで続くように見えるのも面白いですね。上端は天井と下壁に溝をつくり、引戸にしました。すごい技術力です。おさまりもキレイです。風も心地よく抜けていきます

予算の関係で、リビングの壁だけ漆喰にしました。天井の凹みに設置した間接照明をつけると、壁の表情がいきいき。「西宮ガーデンズのお店の漆喰がいい感じで。河野さんに見にいっていただき、施工当日は立ち会って職人さんとニュアンスを確認しながら仕上げました」。床の杉、キズが味になります

共働き夫婦に食洗機はマスト。なので、キッチンは既製品を使い、フレームをラワンベニヤで仕上げました。「最初はモルタルを予定していましたが、予算オーバー。低予算でできない?と相談して、ラワンを提案してもらいました」。ワランは下地材なので状態はバラバラ。そこで立花さんがキレイなラワンを選び抜きました。おさまりもキレイです。枝花が映えます

キッチンはグレーでコーディネート。床はビニールタイル、壁は磁気タイルと異素材を使っているのがポイントです。棚板もレンジフードまで一直線、シンプルですっきり

700×1800の大きなダイニングテーブルはみんなの作業スペース。片づけやすいよう、収納もまわりに配置しています。目線が届かない窓際の壁をふかし、収納をつくったのも、「見えない工夫」のひとつ。段差はモデルルームを参考にしました

玄関はベビーカースペースを確保するため、靴箱の位置をずらしています。靴箱自体も既製品に入れ替えて、天板をつけるだけでほら。造作っぽくなるでしょ?廊下にクランクをつくることで、LDKにドアをつけなくても、玄関からの視界を遮ることができます。ここにも枝もの飾ってます。北側の窓にはインナーサッシをつけて、断熱性能アップ

トレイの扉は白塗装して再利用。見切りを入れずに2トーンに仕上げています。使えるものは、使う。コストにメリハリをつけました

コンセントは見えるところだけ神保電気のNKシリーズを使っています

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