<RENOVATION EVENT>

11月2日(日)不安解消!「中古を買ってリノベ」の前に知っておくべきことセミナー11月9日(日)「省エネリノベのポイントと2026年の補助金動向」セミナー

<STORE EVENT>

9月13日(土)~11月3日(祝・月) 秋のヴィンテージフェア 11月29日(土)~12月7日(日) 2025・秋「300枚のアートギャッベ展」

営業時間 10:30-18:30 ※火曜定休日

 

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ともしびと陰影|169

OUTLINE

所在地
大阪府
築年数
45年
面積
72.3㎡
工事費
1013万円
工期
70日

※工事費・価格は施工当時の価格となります

DESCRIPTION

家具やインテリアに造詣が深く、丁寧に選んだものと暮らすS様ご夫婦。少しずつ集めてきた愛着のあるものが、いっそう引き立つ空間を作りたいと考えるようになりました。賃貸で限られてしまうのは、光源の位置や光の色。電球色や間接照明がお好きなおふたりにとって、陰影のある灯りの趣きも暮らしの大切な要素なのです。ある日、なじみのある天神橋筋商店街を通っていたところ、シンプルハウスの店頭パネルに目が向きます。『物件購入+リノベーション』。S様ご夫婦の故郷は自然豊か。大阪の都会暮らしの中でも、やはり帰る家は緑に囲まれていたいと望んでいました。「気に入った環境のマンションを購入して、リノベしたら希望を全部叶えられるかも?可能性を感じたS様は、さっそくモデルルームの見学会に参加を申し込みます。
実際にリノベーションされた空間を見ながら、案内担当者と暮らしのイメージを話しているうちに、『自分たちのしたいこと』と『プロのアドバイス』がバランスよく両立できそうだと期待感が募ります。「私たちにもできそう」。
S様が購入を決められたのは、閑静な佇まいの住宅街にある、見晴らしの良いマンション。眼下に広がる豊かな緑が、心にゆとりをもたらす環境です。S様がこの物件に決められたもう1つの理由は、玄関を入ると空間が左右に分かれていること。玄関から右に向かうLDKは活動の間、左に向かう寝室は静寂の間と、用途をきれいに分けたかったのです。玄関ホールと廊下はたっぷりと空間を設け、灯りを楽しむ間に。目線より低い位置まで垂らしたペンダントライトが、光と陰影を生み出します。
家具やインテリアを際立たせるために、空間はすっきりとシンプルに。構成要素の多いキッチンは独立型にして、ダイニング、リビングからは見えにくいように。ベランダ側の壁はふかして、梁を隠し、凹凸のないすっきりとした壁面を作ります。リビングの壁一面はアクセントカラーの珪藻土仕上げ。コテの後を立体的に残し、趣きを醸し出します。複数の間接照明が落とす光と影、それに彩られるインテリアが存分に映える空間です。座りたい場所に座って、朝はベランダの季節の移ろいを眺めて、夜は複数の灯りにくつろいで。ダイニング側から、ソファ側から空間を楽しみます。空間の余白はあえて多めに、「余白を使えることが心の余裕につながります」と奥さま。
「賃貸の頃は、灯りが白くて落ち着かなったのですが、今は電球色で落ち着きますね」と旦那さま、「全部自分たちで選んだものに囲まれていて、こうであって欲しいという気持ちが充足しています」奥さま。やわらかな光を灯す空間は、おふたりの心も照らしているようです。どこにどんなインテリアを迎えるのか、考えて、話し合って、行動するのはおふたりの生活の一部。迎えたインテリアに、また気持ちが充足して、楽しみと充足の良い循環がずっと続きます。

STAFF

前のご自宅を訪問した際、お手持ちのモノ一つ一つにパワーがみなぎっていると感じたため、
それらを邪魔しない空間にすべきだ、と考えたことを今も覚えています。
結果、ノイズを排除したS様らしいお住まいが完成しました!
あまり気づかれませんが、キッチンやリビング扉等、既存品を上手く再利用し、コストコントロールできたことも重要なポイントです。

フローリングは濃い色から薄い色までインテリアとなじみが良いように、節のあるオークを採用。インテリアの幅広い木種や塗装を包容してくれます。家具やシェルフの造作は潔く無し、家具が映える空間です。複数の間接照明を使用することを踏まえて、ダウンライトの設置も少なく。

珪藻土の壁は、コーディネーターが付き添って、左官職人さんに『いい塩梅』のコテ跡を残してもらうように現場で指揮をとりました。季節によって、ソファは配置を変えられるそう。冬は窓際が寒いので、ソファの1シーター分を窓から離れた場所に移動させます。余白が多いからこそ楽しめることですね。

キッチンは移設した上で再利用。背面の収納棚は造作しました。コンロ前の壁面には、マットな質感の大型タイルを採用。ダイニングからの空気感がそのままつながった、落ち着いた空間です。

玄関ホールはゆったり空間を取り、廊下の両サイドに壁が広がるように設計しています。正面は洗面所、クローゼットに続く開口部。建具はあえて設けずに、フレームを作り、グレーの壁面と床が続くように意図されています。白とグレーのキリリとしたコントラストが美しい。ペンダントライトとスツールは設計が始まった段階で、ここに設置すると決められていたそう。電気工事が必要な照明も、リノベなら自由に配置できますね。

LDKと廊下をつなぐ建具は再利用品。空間に合わせて造作したかのように、なじんでいますね。上部にはオリジナルの欄間を造作することで、廊下側に光があふれます。壁面は収納の役割も果たしていますが、建具の扉は天井まで高くし、できるだけ凹凸を排除した端正な造り。陽の光、照明の灯りが壁を伝い空間に美しく広がります。

玄関正面、フレームのような開口部をくぐると、洗面所。キッチンと同様に、互い違いに配置した岩肌を思わせる大きなタイルに、モルタルのオリジナル洗面台を合わせて。ペンダントタイプのブラケット照明が天井、壁の3面を照らします。浮かび上がるタイルの表情に心を奪われますね。

洗面所から寝室に抜ける通路はクローゼット。グレーの硬質な空間を抜けた後に、薄くやわらかな素材感のカーテンが続く空間。衣類の収納を目隠しています。あえて多めに作ったドレープが柔らかく光を包み、どこか清らかな陰影を生み出します。

夜の帳が下りる頃、灯され始める間接照明。部屋の隅に照明が配置されているため、壁2面に、やわらかい光が広がります。

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