<RENOVATION EVENT>

9月20日(土) 住まいのメンテナンスワークショップ 9月28日(日) 千里中央モデルルーム見学会 &個別相談会

9月13日(土)~11月3日(祝・月) 秋のヴィンテージフェア

営業時間 10:30-18:30 ※火曜定休日

 

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9月13日(土)~11月3日(祝・月) 秋のヴィンテージフェア

営業時間 10:30-18:30 ※火曜定休日

 

となりの囲い|167

OUTLINE

所在地
兵庫
築年数
29年
面積
79.00㎡
工事費
960万円
工期
90日

※工事費・価格は施工当時の価格となります

DESCRIPTION

大阪から遠く離れた場所がふるさとのF様ご夫婦。どちらのご実家も戸建てで、「家を持つなら戸建て」と自然に考えられていました。あるとき、天神橋筋商店街の雑踏で目にしたリノベーションのパネル。「どうやらここはリノベーションをしている会社みたい」そう認識したF様ご夫婦は、資料請求の後、シンプルハウスで開催されているセミナーに参加されます。「リノベって思っていたほどハードルが高くないかも。住むなら愛着を持って長く住みたい」。他社にも出向かれたものの、心はシンプルハウスに傾き、個別相談、物件探しへと進みます。
ところが、都市部の戸建ては考えていたよりも、お隣との距離感が近すぎる。物件価格も含めたイメージの相違を感じ始めます。F様ご夫婦が戸建てで叶えたいことは『弓道の練習場所』、『バイオリンを演奏する為の防音室』の設置でした。マンションではこれらの要望を叶えるのが難しいと考えていたそうですが、「マンションでもできます」とのシンプルハウス側からの言葉もあり、マンション探しへと移行します。おふたりが気に入ったのは、以前からなじみのあるエリアにたたずむ、駅近なのに眺望の良いマンション。広さも充分、エントランスには風情ある季節の飾り。行き届いた清掃からも、管理人さんのマンションへの愛情を感じ、購入を決められました。

おふたりの住まいづくりの考え方の軸となるのは、「個々の時間と空間を大切にしたい」、「和の要素を入れたい」。寝室は別、和室は必要だけれど、ソファを置くようなリビングはいらない。ドアはいつも開けっ放しになるからいらない。必要・不要の価値観がはっきりとしています。おのずと部屋数は多くなりますが、「空間が細かく分かれている方が落ち着く」と言うおふたり。空間は区切りつつ、光と風が行き渡るように、壁量は少なめに、腰壁、柱や梁で空間を構成します。区分けされていても、回遊動線でぐるり室内を巡ることができ、空間はゆるやかにつながります。使用する木材は、和らしさを感じさせるよう檜にこだわりました。花火がきれいに見えるのも、この物件ならではの良さ。和室から眺められるように、室内窓を設置するのかどうか悩みましたが、縁側気分で観覧できるスペースをゆったり設けることで落ち着きました。防音室は室内の中心に、弓道の練習場は旦那さまの部屋の一角に設けました。

ひとりでも、ふたりでも楽しい。となりの空間でいつ何をしていても、お互いが充実できる住まいとなりました。壁で隔てるのではなく、空間を区分けることで、関係はよりつながり合います。

STAFF

細かく空間は分かれているものの、壁量は少なく、柱と梁で空間を区切り開放的に。風と光が巡り、エアコン1台で、室内を快適に保つことができます。剥き出しのコンクリートで、和に偏りすぎない今らしさをプラス。

システムキッチンは配置転換して再利用。室内窓、腰壁から明るい光がキッチンに降り注ぎます。背面には造作ではなく、シンプルハウスで購入の収納家具を設置しました。排気ダクトは解体時そのままのものを使用しています。

週の半分は在宅でお仕事をされる旦那さまのワークスペース。壁の代わりに檜で縦格子を間仕切りとして制作しました。格子の幅や間隔、角度細部にこだわってオーダー。ダイニングとは障子の室内窓でつながります。適度なこもり感と開放感が共存する空間です。障子の入っていないベランダ側の窓には室内窓を新たに設置しました。

花火を見るための縁側的な空間。障子はもともと入っていたものを再利用しました。障子には外気を遮断する働きもあります。2連のハンガーパイプを設置して、洗濯物を室内干しできるように、花火を見る日以外にも、有効的に使える空間としました。

洗面所は廊下に配置し広々と。ここも光が気持ちいいですね。天板の上にはご夫婦が厳選されたタイルでできた洗面ボウル。当初は別の水栓と一体型の洗面台を設置の予定でしたが廃盤となり、急遽探したのがこちら。どこか銭湯を思わせるようなノスタルジー感が空間にぴったりです。洗面台のみパイン材の集成材を使用しています。

モルタルの玄関土間には飛び石を配置。小石を敷き詰めた箇所は、実は配管の目隠しですが、和の風情を醸し出すのに一役買っています。壁は上まで設けずおふたりの寝室に光が届くようにな高さに。

旦那さまの部屋には弓道の練習ができる細長い空間を。「実際の弓道場は28mあるので、家では野球で言う素振りの練習みたいな感じにはなりますが」とのこと。長年続けて来られて、今も弓道が暮らしの一部である旦那さまにとって、道具を収納するのでなく、そばに置いておけるのも嬉しいのだそう。細長い空間の先は、キッチンのパントリーにもつながり、空気が循環するようになっています。

奥さまがバイオリンの練習をするための防音室。天井は吸音素材を貼り、四壁面にはグラスウールを挟み込みました。壁を伝って近隣に音が響かないように、防音室は室内の中心に配置しています。

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