<RENOVATION EVENT>

12月14日(土) 省エネリノベのポイントと補助金についてよく分かるセミー 12月21日(土)マンションリノベーション完成見学会 IN 大阪市北区

<STORE EVENT>

12月4日・5日レタスストア改装のためお休みさせて頂きます。

営業時間 10:30-18:30 

※毎週火曜日が定休日となります。

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木彫り作家の空中工房|153

OUTLINE

所在地
大阪府
築年数
40年
面積
86.06㎡
工事費
980万円
工期
60日

※工事費・価格は施工当時の価格となります

DESCRIPTION

「工房を作りたい、本物の素材に触れていたい」本業のかたわら、木彫り作家として日々作品の制作にいそしむA様には、そんな願いがありました。もともとはイラストレーターのお仕事をされていたA様、転職されてからも「物づくり」への愛は止まりません。そんなA様にある日転機が訪れます。子育てがひと段落した頃、ある木彫り作家さんと出会い、感銘を受けます。そして「木彫り+イラスト」というA様の制作スタイルが始まり、今では海外の展覧会に招待されるまでに。お仕事、制作活動、暮らし、ごまかしのない「本物」を追求するのがA様の生き方です。

制作には道具の置き場所に加え、広々とした作業スペースが必要になってきます。リノベーションの前は寝室が作業スペースとなっており、活動と休息を同じ場で行わざるをえませんでした。

いざ、リノベーション相談へ。向かった先は以前から認知していたシンプルハウス。そこで目にしたショールームのアルミ製の窓枠にひとめぼれします。これを作った弊社の大畑に興味を抱き、大畑が描いたA様邸のリノベーションのラフスケッチの「タッチ」を見て、物づくりの魂が共鳴。「この線を描く人は本物だ。工房の要をゆだねたい。」そう思える出会いでした。

もともとあったロフトスペースを工房へ。ロフトは使い手に難がありお子さんの部屋を通らねばなりませんでした。ロフト内部もダクトの通り道が障害物となっており、居室には使いづらい空間でした。リノベーションで動線を変え入りやすく。あえてロフトスペースを縮小、ダクトを隠すように棚や作業デスクを造作、眼下にLDKを見下ろせる大きな窓を設けました。もくもくと作業して、ふと顔を上げると、ベランダ越しに外の景色を見通せる開放感があります。A様が作品を制作する以外にも、お子さんたちが勉強をしたり、ギターを弾いたり、読書をしたり、みんながしたいことに没頭できる空間となりました。

リノベ後のA様にはこんな変化も。「少し早起きして朝を楽しむようになりました。丁寧に朝ごはんの準備をして、身支度を整え、犬の散歩では朝の空気を感じ、景色を眺めます。この家に住むなら、こんな暮らしがしたいと思い、自然に実践しています。本物の素材に触れているのからなのか、気持ちが整い健康的になりました。」
お仕事に、制作活動に、暮らしに、すべてにひたむきに。凛とした気持ちで今日も未来に向かって一歩を踏み出します。

STAFF

適度な籠り感が、落ち着きとメリハリをもたらす工房には、新たに大きな作業台を造作しました。休日は7、8時間、制作に没頭されるそう。「中間確認時に、図面から想像していたよりも窓が小さいなと思い、大きくしてもらいました。見晴らしが良くて大正解でした。」壁面の収納や手すり、階段は再利用しています。ラワンの床材が工房にピッタリですね。

作業台からはLDK、ベランダのさらに遠くの景色も見渡せる開放感。空中工房から、ご家族や愛犬の様子、時や四季の移ろいを感じることができます。

解体してみるととてもきれいな状態のコンクリートが顔を出し、そのまま使用することに。天井を取っ払った部分は白く塗装しました。最上階ゆえのナナメ天井が空間に開放感をもたらします。夏は暑く、冬は寒いのがお悩みだったので、窓はインナーサッシを設置。壁や天井の断熱材の新たな設置はありませんが、窓だけでも絶大な効果だそう。フローリングは遮音性能の高い複合フローリングのオークを使用。室内の段差もなくしバリアフリー化しました。「以前は床の表面が硬くて、冷たくて、立っていると疲れたのですが、それがなくなりました。裸足で歩くのが気持ちいいですね」と、A様。

独立型の壁に囲まれたキッチンから開放的な対面式のキッチンへ。2列型のキッチンはシンプルハウスのショールームで見かけ、ずっと気になっていたもの。大畑が設計と聞いてやはりと納得し採用されたとか。シンクの隣に、追加で調理家電やお掃除ロボを収納できるカウンターを追加で造作。ご家族とコミュニケーションが増え、お子さんたちもキッチンに立つことが増えたそう。

A様の寝室である和室。畳を和紙製の淡いグレーのものに張り替えました。室内窓を設置し開放的に。間取りを大きく変えず、インテリア性を少し変えるだけでも、落ち着き感はそのままに、和のテイストがまろやかに中和されます。「目につくところはすべて木を使いたい」木へのあふれる思い入れをお持ちのA様は、建具、造作家具にラワン材をチョイス。LDKの床材の色に近い、黄色味のあるラワンを合わせています。

「1回寝て、また起きて、LDKを見て、かっこいいなーと思って寝ます。朝起きてもドキドキします。」寝ても覚めても、お住まいへの愛情が続くA様です。素材感そのままの壁と、やわらかい光を落とす作家さんのペンダントライト、ヴィンテージのチェストやチェアが壁によく映えます。これは、何度も見ちゃいますね。

洗面所は唯一色を入れたところ。緑の焼きタイルに一目惚れしたそう。以前は小物類の置き場所がなく、お子さんの部屋で髪を乾かされていたそう。あるべき場所に、物が納まると生活導線が整然としてきますね。ここでも天板はお好きな木に。「使った後は、水しぶきを拭いています。でも面倒くさいとは思わないんですよ、木に手間をかけてあげたいです。」A様と暮らす木は幸せですね!

以前は廊下側にあったトイレのドアを、洗面所側に配置転換したことで、トイレから出てすぐに洗面所で手洗いができるようになりました。トイレ内に洗面ボウルは設置せずシンプルに、凹凸がなく掃除もしやすいですね。壁はラワン材に。ペーパーホルダーとライトは真鍮でそろえて、シンプルさの中に素材と形の美しさが引き立ちます。

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